|
日本の昔話に「鶴の恩返し」と言うのが有る。お爺さんが、罠にかかっている一羽の鶴をみつけました。動けば動くほど罠は鶴を締めつけていたのを助けてあげたら、うら若き女性が来て、夜なべで機織りをして恩を返すと言う物語です。
泥沼の日本航空は破たんをし、再建と言う恩を受けた訳ですが、この時に2,000円出資して頂いた物を今回は3,790円にして恩を返します。
「鶴の恩返し」の物語には続きがあって、女性は「機織り部屋を決して覗いてはいけません」と言うのですが、お爺さん覗いてしまいます。鶴が機織りをしているではありませんか。「姿を見られたからにはもうここにはいられません。長い間ありがとうございました。」と鶴は帰って行くのでした。
日本航空の最大のリスクは政治の介入でしょうか。再建させてやったのだから、地方空港(地元選挙区)に飛行機を飛ばせと赤字路線が復活すると、また、あの泥沼の経営に戻らなくてはならない。こんどこそ政治は、機織り部屋の戸を開けてはいけない。
|
|