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哀悼

 投稿者:兼好  投稿日:2018年 4月27日(金)06時55分19秒
返信・引用
  俳人金子兜太は、戦前、戦中、戦後を太く走り抜けました。やさしく鋭く核心をつきました、「アベ政治を許さない」。
<哀悼>平成30年2月20日逝去、享年98歳、その遺作9。
1 雪晴れに一切が沈黙す
2 雪晴れのあそこかしこの友黙まる
3 友窓口にあり春の女性の友ありき
4 犬も猫も雪に沈めりわれらもまた
5 さすらいに雪ふる二日入浴す
6 さすらいに入浴の日あり誰が決めた
7 さすらいに入浴ありと親しみぬ
8 河より掛け声さすらいの終るその日
9 陽の柔わら歩ききれない遠い家
   
 
 

金子みすゞ 10

 投稿者:兼好  投稿日:2018年 4月27日(金)06時48分50秒
返信・引用
  こっつんこっつん 打たれる土は よい畠になって よい麦生むよ
朝から晩まで 踏まれる土は よい路になつて 車を通すよ
打たれぬ土は 踏まれぬ土は 要らない土か
いえいえ それは 名のない草のお宿をするよ
 

金子みすゞ 9

 投稿者:兼好  投稿日:2018年 4月25日(水)21時42分16秒
返信・引用
  朝やけ小やけだ
大漁だ
大ばいわしの
大漁だ。

浜はまつりの
ようだけど
海のなかでは
何万の
いわしのとむらい
するだろう。
 

金子みすゞ 8

 投稿者:兼好  投稿日:2018年 4月25日(水)21時39分28秒
返信・引用
  青いお空の底ふかく、海の小石のそのやうに、
夜がくるまで沈んでる、晝のお星は眼にみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。

散ってすがれたたんぽぽの、瓦のすきに、だァまって、
春がくるまでかくれてる、つよいその根は眼にみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。
 

金子みすゞ 7

 投稿者:兼好  投稿日:2018年 4月23日(月)08時09分19秒
返信・引用
  私が両手をひろげても、お空はちっとも飛べないが、飛べる小鳥は私のやうに、地べたを速く走れない。

~中略~
みんなちがって、みんないい。
※金子みすゞは、自然を愛し、生きとし生けるものをすべて好きだと言いました。

 

金子みすゞ 6

 投稿者:兼好  投稿日:2018年 4月21日(土)15時42分20秒
返信・引用
  母さんに言はないおかし買ひ、菓子屋のかどをいくたびも行って、戻って、
また行つて。
都ことばの小母様に、一つ貰うたしろい銭、握つて、握つて汗が出る。




 

金子みすゞ 5

 投稿者:兼好  投稿日:2018年 4月21日(土)15時36分7秒
返信・引用
  私は不思議でたまらない,黒い雲から降る雨が、銀にひかってゐるこが。
私は不思議でたまらない、青い桑の葉たべてゐる、蚕が白くなることが。
私は不思議でたまらない、たれもいぢらぬ夕顔が、ひとりでぱらりと開く
のが。
私は不思議でたまらない、誰に聞いても笑つてて、あたりまへだ、という
ことが。

 

金子みすゞ 4

 投稿者:兼好  投稿日:2018年 4月17日(火)10時12分0秒
返信・引用
  たもとのゆかたは
うれしいな
よそゆきみたいな気がするよ。

夕がおの
花の明るい背戸(せど)へ出て
そっとおどりのまねをする。

とん、と、たたいて、手を入れて
たれか来たか、と、ちょいと見る。

あいのにおいの新しい
ゆかたのたもとは
うれしいな。
 

金子みすゞ詩集 3

 投稿者:兼好  投稿日:2018年 4月17日(火)10時08分1秒
返信・引用
  遊ぼう」っていうと「遊ぼう」っていう  「ばか」っていうと「ばか」っていう。
「もう遊ばない」っていうと 「遊ばない」っていう。
そうして、あとで さみしくなって、 「ごめんね」っていうと 「ごめんね」っていう。
こだまでしょうか、 いいえ、誰でも。

 

金子みすゞ詩集 2

 投稿者:兼好  投稿日:2018年 4月17日(火)10時02分57秒
返信・引用 編集済
  おかあさまは
おとなで大きいけれど、
おかあさまの
おこころはちいさい。

だって、おかあさまはいいました、
ちいさいわたしでいっぱいだって。

わたしは子どもで
ちいさいけれど、
ちいさいわたしの
こころは大きい。

だって、大きいおかあさまで、
まだいっぱいにならないで、
いろんなことをおもうから。
※ むかしはおかあ様と言っていました。今はほとんどママです。
 

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